俺たち何でこうなるの?!・・・あせる二人がカワイイ
前半は☆三つでしたが、後半が意外に楽しめたので☆四つにしました。
こういうジャンルは向き不向きがあると思うので、
ロマンティックさや上品さを求める方、
殴ったり血が出たり殺されたり…が苦手な方にはお薦めしません。
でも、私は結構好きでした。
スンホン&サンウの映画『ひとまず走れ』にちょっと近いかもしれません。
売春婦やヤクザがそこらを歩く街で育った二人(チャン・ヒョク&イ・ボムス)。
でも二人にとって、そこは昔からの遊び場。
ここならどこでも顔利くし、知らないとこないし。
大きな夢は特にないけど、ちょっと粋がってカッコつけて、
怖い奴には決して逆らわず。
サッカーも車飛ばすのも気分いいし、
すれ違うオネエチャンの品定めもこいつとはホント笑える。
オネエチャンがやらせてくれれば超ラッキー。
できたら一人分の料金で、二人半分ずつ交替で…ってダメですかい?
そんな適当に平和に、適当に危なっかしく生きてる二人だったのに、
ひょんなことから、ヤクザの仲間入り。
挙句に血が飛び弾丸が飛び、なぜか大量のコカイン掴んで逃げる羽目に。
警察に追われ、ヤクザに追われ・・・俺たち何でこうなるの?!
決して爆笑コメディー風ではなく、コミカルにカラリと、
びびりながらも必死な二人をポップなタッチで追うのが楽しかったです。
二人の育った街も、どこかアメリカン。
ラストの明るさや流れる音楽も私は好きでした。
二人に絡む元スケバン姐さんは『ごめん愛してる』のムヒョク姉。
二人を追うカリスマヤクザは『グッキ』の清く正しい秘書官。
その他、共演者もなかなか楽しいですよ。
ソウルの売春宿に住むチンピラのキテとチョルス。ふたりは兄貴分のかわりに麻薬取引に立ちあったが大失敗。期日までに大金を集めなければ何されるかわかない。そんな中、ふたりはひょんなことから麻薬を手に入れ、それを釜山で売りさばこうとするが…。
『僕の彼女を紹介します』のチャン・ヒョクの2001年の主演作。チンピラふたりが麻薬をめぐるギャングの抗争に巻き込まれていく姿をコミカルに描いたアクションコメディ。とはいえ、主役ふたりのマヌケなチンピラぶりで笑わせつつも、アクション描写は手抜かりなく、バイオレンス色は濃い。チャン・ヒョクも娼婦との濡れ場を大胆に演じていて、軽いコメディだと思ってみると、ちょっと驚くかもしれない。麻薬をめぐり、さんざんな目にあう主役のふたりだが、ちゃっかりしたラストはニヤリとさせてくれること必至。共演は『バンジージャンプする』のイ・ボムス。(斎藤 香)